ご 案 内
日本、そして熊本にも、
欧米を中心に、同性カップルのパートナーシップを法的に保障する動きはこの30年の間に急速に進みました。
日本では、同性カップルは、どんなに長く一緒に暮らしていても、男女であれば婚姻届を出すだけで得られる様々な法的効果を得ることが未だにできません。また、同性カップルで子どもを育てていても共同で親権を持つことは許されていません。
映画「ジェンダー・マリアージュ」は、アメリカ・カリフォルニア州での5年もの裁判闘争を描いたドキュメンタリーです。カリフォルニアでは、一旦同性どうしでの結婚が認められたにもかかわらず、2008年11月に再び禁止されるようになりました。男性どうし、女性どうしの2組のカップルを中心に、その家族、弁護士、支援者、さらには、反対する人々が描かれます。
また、映画「ゲイビー・ベイビー」は、同性カップルを親に持つ4人の子どもが主人公のドキュメンタリーです。それぞれの家庭に密着し、思春期に差しかかろうとしている4人の子どもたちの日常生活を追っています。主な舞台は、同性婚がまだ法制化されていない、オーストラリアです。
どちらの映画も、家族や結婚について考える絶好の機会を与えてくれます。
2本の素晴らしい映画に加え、同性パートナーと子どもを育てている熊本在住の女性らが暮らしや思いをお伝えするトークなども実施します。
午前と午後のプログラムの間には、交流ランチ会(参加費無料)を行い、熊本を中心に九州で活動する、セクシュアルマイノリティに関するサークルの紹介を行い、繋がりが欲しい方、活動がしたい方の交流の場ももうけます。
本企画に、一人でも多くの方がいらっしゃり、同性カップルやその家庭で育つ子どもたちのためにどのような制度が必要なのか、私たちは何をしていくべきなのか等の議論が熊本でも深められるよう期待しています。
「いろんな家族の映画祭in熊本」実行委員会